管理の効率化よりもプログラマのモチベーションを大切にしている理由

  • By sins
  • December 26, 2013
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現在、WEBアプリケーション開発には2つの言語を使っています。PHPとRubyです。最初に開発していたWEBサイトはPHPでの開発だったことと私が一番経験が長い言語でもあったので全てPHPで統一しようと考えていたのですが、とある事情によりRubyも使うようになりました。管理側の効率の観点からみると1つの言語に統一しておいたほうが楽であると言えますが、管理コストがかかったとしても採用を決めた理由があります。

 

プログラマのモチベーション

新規プロジェクトが立ち上がった際、数名の優秀なプログラマ達が「Rubyが使いたい」と目をキラキラさせながら主張をしてきました。彼らの意思表示は貴重であり、応援したいと思いました。もろもろ調整の手間はありましたが、喜んでやりたい手間でした。結果として、新規プロジェクトはフレームワークにRubyOnRailsを採用しました。

使う言語が増えることで管理コストは増えてしまいますが、管理できるギリギリの範囲内までは可能な限りプログラマのモチベーションを優先して判断をしたいと考えています。

 

モチベーションの重要性

Rubyの開発者、まつもとゆきひろ氏のスピーチがあります。イノベーションのためのモチベーションの重要性というものを説いた素晴らしいスピーチです。人類の未来のためにも、プログラマの モチベーションを無下に断ることはとてもできないと感じています。

– 2012年9月 札幌Ruby会議2012の基調講演動画 “One size does not fit all”(日本語)44分

– 2012年11月 Ruby Conf 2012 Keynote “Reinventing Wheels of the Future”(英語)29分

考えてみたら、われわれにとって最も大切なリソースはマンパワーではなくて、モチベーションだと思うんですね。

われわれは機械ではないので、やりたいと思うときに、何かを達成できるんです。何かを達成するには、突き動かす内なる力が必要です。それはモチベーションによって現れるんですね。

ある人はプログラミング言語に対して情熱を感じるかもしれないし、ある人はアプリに情熱を感じるかもしれない。ある人はスポーツかもしれません。何らかの情熱があって、それに突き動かされているときに偉大なことができるんじゃないかなという風に思うんですね。

– 2012年10月11日「なんでRubyなんか作った!? 迷惑だ!」に対するMatzの答え

 

プログラマのモチベーションを優先した結果

結果としてみると全体の効率は落ちなかったのではないかと感じました。むしろ良くなった面もでてきました。

開発言語が2つになったことで管理の効率化の面ではマイナスになりましたが、担当プログラマ達のモチベーションが上がったことによる開発の効率化というプラス面があったと感じています。それ以外でも、採用面でも言語が2つになったことで間口が広げられて採用がやりやすくなったというプラス面がついてきました。

開発言語を統一せずに2つに増やしたという判断は正解だったと思っています。社内にはPHPが好きなプログラマもいれば、Rubyが好きなプログラマもいます。最大限の力を発揮できるのは好きな言語で開発できる時です。今後はプロジェクト毎にリソースの空き状況をみて、PHPかRubyでやるかは柔軟に決めていきたいと思います。

 

フィリピンで最高のプログラマチームを目指して

最高のプログラマチームを作るために優先すべきことは何なのか。まだ考え中ではありますが、目指したいのは、最高に効率化されたチームではなく、最高にモチベーションの高いチームかなと考えています。彼らの内から湧き出るモチベーションをこれからも支援をしていきたいと思っています。もちろん管理できる範囲内でということになるので、私ももっとレベルアップしないといけません。頑張っていきましょう。

 


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